2009 年5 月19 日
天の川投映機を製作
簡単な天の川投映機を作ってみました。私の学生時代に読んだ本には0.2ミリのドリルで点線状にあけるというのが書いてありましたけど、それはあんまりだろうと。
恒星球に載せる別投映機です。神戸大学天文研タイプというか・・・真似っこです。すいません。
透明フィルムケース(フィルムケースも見なくなりましたが)に豆電球を入れ、星が少ないところに穴をあけビスで恒星球に取り付けました。
豆電球のかわりにLED を使うと省電力になりますがLEDは横方向の光は弱いです。
銀河北極あたりに取り付けたら天の川を直線的に描けるでしょうが曲がってしまいました。
そう。黒の油性ペンで手描きするのです。恒星といっしょに投映しながら点描の要領で描いていきます。
恒星球の中心とは、ずれているので、日周運動(回転)すると星と天の川が少しずつずれていきますが、まあ動かさなければそんなに気が付かないでしょう。
少し明るすぎたので電圧をかえるボリュームをつけようかとも思いましたが、めんどうなのでスモークのフィルムをかけ、天の川以外は黒い紙で覆いました。黒のフィルムケース(コダック)にスリットをあけて、透明プラ板をあててもできると思います。
天の川の光が床に映らないように地平線重力シャッターを付けました。名前ほどたいしたものではないですが、効果は抜群。黒いビーズをフィルムケースに3分の1ほど入れてあります。ここが一番のポイントです。
昨日の投映の後で試写してみたら案外といい感じでした。これで夏の星座、七夕の解説もやりやすくなります。
後付けなのでコードやら電池ボックスが見えているのがかっこ悪いけど、コードは恒星球の中を通すとか処理はできそうです。
簡単に作れて、天の川の描き直しもできます。失敗しても恒星球に穴が1個あくだけだし、試してみては。